暗号資産を預けておくだけで報酬がもらえるステーキングという仕組みはご存知ですか。暗号資産を長期保有するつもりの人やトレードだけでなく現物の枚数を増やしたい人には大変おすすめのサービスです。
暗号資産のステーキングは、保有している暗号資産をブロックチェーンネットワークに預けておくだけで最大年率19%以上の報酬がもらえる可能性があります。
ステーキングの概要や報酬がもらえる仕組み、メリット・デメリット、ステーキングの申込方法について解説します。
この記事のまとめ
- ステーキングとは、暗号資産を保有しブロックチェーンネットワークに預け入れることで、その対価として報酬が得られる仕組み
- ステーキングができるのはPoSやDPoSといったコンセンサスアルゴリズムを採用している暗号資産だけでありビットコインではできない
- メリットは、保有するだけで高い利率の報酬を手に入れられること、参加ハードルが低く初心者にもおすすめ
- デメリットは、ステーキング中の暗号資産は動かせないので価格変動の影響を受け、元本割れのリスクがある
- ステーキング申込はスマホのみでできる暗号資産交換所もある
- 暗号資産を長期保有したい人や現物の枚数を増やしたい人におすすめ
- コイントレードは報酬年率も高く、ステーキング銘柄も10通貨と選択肢が多い
コイントレードは魅力的な年率とステーキング銘柄も10種類と豊富です。上場企業グループが運営し、金融庁に登録済みなので安心して長期間暗号資産を預けることができます。
また、暗号資産の購入からステーキング申込までスマホで完結するので初心者にも大変おすすめです。
まだ、口座開設をしていない方はこちら
ステーキングとは?
ステーキングとは保有している暗号資産をブロックチェーンネットワークに預けておくと、その対価として報酬が得られる仕組みです。
ただウォレットや取引所で保有しているだけでなく、保有通貨のブロックチェーンネットワークに預けておかないと報酬は得られません。
預けている期間は取引や送金はできませんので注意が必要です。
では、なぜブロックチェーンネットワークに預けることで報酬がもらえるのか見ていきましょう。
ステーキングで報酬がもらえる仕組み
ステーキングの仕組みを理解する前にPoS(プルーフ・オブ・ステーク)という暗号資産の取引や送金などのトランザクションデータを正しくブロックチェーンに記録する仕組みについて理解する必要があります。
PoS(プルーフ・オブ・ステーク)とは
ビットコインはPoW(プルーフ・オブ・ワーク)というマイニング方式を利用しています。
それに対して、PLTやIOST、DOTのような通貨はPoS(プルーフ・オブ・ステーク)という仕組みを利用し、ブロックチェーン上のトランザクションデータを記録しています。
違いはこのようになっています。
-
PoW(Proof of Work)
作業(Work)を伴う承認作業を意味しています。ブロックチェーンとデータをつなぐのに適したパラメータの値を計算し、計算を成功させた人がトランザクションデータの承認者となりマイニング報酬として暗号資産が配布されます。 -
PoS(Proof of Stake)
保有(Stake)によって取引を承認することを意味しています。暗号資産を保有している人にランダムにトランザクション承認の権利が付与され、承認者として選ばれた人が、ブロックチェーンにトランザクションデータを記録します。ランダムではありますが、暗号資産を多く、長く保有している人ほど承認の役割を割り当てられる確率が高まります。その結果、配布される暗号資産も増えます。
このようなデータの真正性を担保するルールのことを「コンセンサスアルゴリズム」といいます。
通貨によりコンセンサスアルゴリズムは異なりますので、暗号資産のウォレットから直接ステーキングをおこなう場合はしっかりと調べておく必要があります。
暗号資産の取引所などを利用する場合は、自ウォレット間の送金やデリゲーション作業などが不要で、自動でやってくれる仕組みが充実しているので初心者にもおすすめです。
ステーキングの仕組み
ステーキングはただで報酬がもらえている訳ではなく、通貨のブロックチェーン維持に協力することで報酬がもらえる仕組みです。 しかし、ビットコインのようなPoW(プローフ・オブ・ワーク)を採用している通貨ではできません。
ステーキングができるのはPoSやDPoSといったコンセンサスアルゴリズムを採用している暗号資産だけです。
ビットコインのマイニングは参加ハードルが高いですが、ステーキングはスマホアプリ一つあれば参加が可能であり、金額についても比較的安いため参加ハードルは低いと言えるでしょう。
コイントレードのステーキング最低申込数量
銘柄によって異なりますが、約10円程度でステーキングに参加して頂けます。
また、ステーキングの申込や報酬については通貨の枚数で計算されるので、その時のレートにより変動します。
通貨が下落すればステーキング報酬で枚数を増やしても損をする恐れがあるので注意が必要です。
反対に通貨が値上がりすれば、ステーキング報酬のインカムゲインと値上がり益のキャピタルゲイン両方を獲得することもできます。
ステーキングのメリット
- 初心者でも始めやすい
- 保有しているだけで報酬がもらえる
- 利率が高い
初心者でも始めやすい
先ほどご紹介したようにステーキングを始めるための費用はそこまで高くありません。最低約10円から誰でも申し込むことができます。
また、ビットコインのマイニングのように大きな機械はいらず、スマホさえあればすぐにでも始めることができます。
申込方法についてはこちらをご覧ください。
保有しているだけで報酬がもらえる
暗号資産を保有しブロックチェーンネットワークに預けているだけで定期的に報酬が得られます。
暗号資産を長期保有するつもりの人やトレードだけでなく現物の枚数を増やしたい人という方にもおすすめの運用方法と言えるでしょう。
ずっと画面に張り付いて作業する必要がないので、仕事や家事で忙しくてもステーキングで運用することは難しくありません。
報酬の利率が高い
現在、銀行預金などは0.3%以下の利率で運用されています。
しかし、暗号資産のステーキングは1%~19%ほどの年率で運用が可能です。
コイントレードのステーキング年率については以下を参照ください。
銘柄 | 最小申込数量 | ロック期間 | 最大年率 |
---|---|---|---|
AVAX
|
1
AVAX
|
95
日間
|
5
%
|
ETH
|
0.001
ETH
|
90
日間
|
2.8
%
|
HBAR
|
1
HBAR
|
90
日間
|
1
%
|
NEAR
|
1
NEAR
|
30
日間
90
日間
|
6
%
|
MATIC
|
1
MATIC
|
90
日間
|
3.2
%
|
PLT
|
1
PLT
|
30
日間
90
日間
|
19
%
|
DOT
|
1
DOT
|
30
日間
90
日間
|
13
%
|
XTZ
|
1
XTZ
|
30
日間
90
日間
|
4.5
%
|
IOST
|
1
IOST
|
30
日間
90
日間
|
11
%
|
ADA
|
1
ADA
|
90
日間
|
2.8
%
|
こちらは年率を保証するものではなく、実績をもとに算出した想定年率になり、ネットワーク状況に応じて上下する場合があります。
年率は銘柄や運用枚数、運用期間により変動するので、自分にあったプランを検討してみましょう。
ステーキングのデメリットとリスク
- ステーキング中の暗号資産で売買や送金ができない
- 暗号資産の価格が下落する可能性がある
ステーキング中は暗号資産で売買や送金ができない
ステーキング中はブロックチェーンネットワークで通貨がロックされるため、送金や売買ができない状態となってしまいます。
コイントレードのステーキングプランは以下のようになっています。
- 30日プラン:約1ヶ月
- 90日プラン:約3ヶ月
このプランはブロックチェーンネットワークで運用する期間を表しています。
通貨により異なりますが、ステーキングには申込から開始までと運用終了から自身のCoinTrade口座に戻ってくるまでに多少期間がかかります。
IOSTだと以下のようになっており、30日プランだと全体で35日ほどロックされます。
通貨によりロック期間は異なるので、ステーキング終了からロック解除まで1ヶ月程度かかる通貨もあります。
暗号資産の価格が下落する可能性がある
ステーキングにはロックされる期間があるため、価格変動はリスクとなります。 ステーキング中に暗号資産の価格が下落すると売れないまま資産が減ってしまう可能性もあります。
反対に価格が上昇しているときに、売りたいと考えていてもステーキング中は売却することができないので機会損失になる恐れもあります。
ステーキングは保有通貨の枚数を増やすことができる半面、柔軟に動かせないことも理解して申し込む必要があります。
ステーキングの申込方法
- ステーキング銘柄を購入または送付する
- ステーキングに申し込む
ステーキング銘柄を購入または送付する
ステーキング対象銘柄を保有していないとステーキングは始めることはできません。
なので、他のウォレットで保有している人はそこからステーキングサービスを提供している暗号資産交換業者に送付する必要があります。
まだ暗号資産を保有していない人は、ステーキングに申し込みたい暗号資産を購入する必要があります。
コイントレードならスマホアプリのみで、購入からステーキング申込までが可能です。
最低のステーキング申込数量さえ購入すれば良いので、約100円程度で始めることができます。
ステーキングの申込方法についてはこちらをご覧ください。
ステーキングに申し込む
- ステーキングに申し込みたい暗号資産を保有する
- ステーキング申込プラン(通貨、期間、数量)を決めて申し込む
- ステーキング報酬獲得
① ステーキングに申し込みたい暗号資産を保有する
ステーキングに申し込むためには、自分が申し込みたい暗号資産を現物で保有している必要があります。
コイントレードで対象の暗号資産を購入するか、他のウォレットや取引所から送金して、あらかじめ保有しておく必要があります。
購入や送金が完了し、ステーキング申込の最低数量以上を保有しておくと、すぐにステーキングが開始できます。
② ステーキング申込プラン(通貨、期間、数量)を決めて申し込む
ステーキングではこちらで紹介したように、プラン(通貨、期間、数量)により報酬年率が異なります。
預け入れる数量が多く、期間が長いほどステーキング報酬は高くなります。
- 預け入れる暗号資産
- 預けておく期間
- 預け入れる数量(暗号資産の数量)
上記を決めて、ステーキング申込をすれば手続きは完了です。
③ ステーキング報酬獲得
ステーキングの申込が完了したら、後は待っているだけで自動的に報酬が配布されます。
報酬受取に特別な手続きは必要ありません。
また、ステーキング中はプラン終了までの間、複数回に分けて報酬が配布されます。
しかし、全ての報酬の受け取りが完了してもロック期間が解除されるまでは、送金や売買ができませんので注意が必要です。
暗号資産の銘柄によりロック期間は異なりますので、しっかりと確認してお申し込みください。
コイントレードだと月に3回程度の報酬配布を予定していますが、申込タイミングにより前後する恐れがあります。
ステーキングに関するFAQ
Q.ステーキングとレンディングは違うのですか?
A.ステーキングは「暗号資産を保有し、ブロックチェーンネットワークに参加することで報酬が得られる仕組み」に対し、レンディングは「保有者が暗号資産取引所に暗号資産を貸し出して報酬を獲得する」という違いがあります。
レンディングで貸し出した暗号資産については取引所が好きなように運用ができ、利率については固定となっています。
レンディングの場合、変動はないが約1%~10%とステーキングに比べて利率が低いという点があります。
Q.獲得したステーキング報酬はどこで確認できますか?
A.獲得したステーキング報酬は、CoinTradeアプリの入出金履歴や、CoinTrade Stake内の運用中・履歴画面にて確認することができます。
Q.ステーキングの申込枠に上限はありますか?
A.1回の申込当たりのお申込数量に上限はございますが、お申込回数に制限はございません。 また、お客様全体から受付できる数量の上限は設けておりません。
まとめ
- ステーキングとは、暗号資産を保有しブロックチェーンネットワークに預け入れることで、その対価として報酬が得られる仕組み
- ステーキングができるのはPoSやDPoSといったコンセンサスアルゴリズムを採用している暗号資産だけでありビットコインではできない
- メリットは、保有するだけで高い利率の報酬を手に入れられること、参加ハードルが低く初心者にもおすすめ
- デメリットは、ステーキング中の暗号資産は動かせないので価格変動の影響を受け、元本割れのリスクがある
- ステーキング申込はスマホのみでできる暗号資産交換所もある
- 暗号資産を長期保有したい人や現物の枚数を増やしたい人におすすめ
- コイントレードは報酬年率も高く、ステーキング銘柄も10通貨と選択肢が多い
いかがでしたか。
ステーキングは比較的に始めるハードルも低く高利率で運用できるので検討してみてはいかがでしょうか。